簿記3級無料講座 最終回:合格へ向けて(総復習と学習アドバイス)

こんにちは!「簿記3級合格へ導く!無料Web講座」へようこそ。

ついに、この講座も最終回を迎えました。第0回から第32回まで、本当にお疲れ様でした!

この講座を通じて、あなたは「取引の発生」から「仕訳」、「転記」、「試算表」、そして「決算整理」を経て「財務諸表(P/L, B/S)の作成」、最後の「帳簿の締切」に至るまで、簿記の一連の大きな流れ(これを「簿記一巡の手続き」といいます)をすべて学び終えました。

第0回で「知識ゼロから合格レベルへ」というゴールを掲げましたが、今、あなたはまさにそのスタートラインに立っています。

最終回である今回は、これまでの学習内容の「総まとめ」として、簿記一巡の手続きをもう一度振り返り、そして本番の試験で合格を掴むための「具体的な学習アドバイス」をお送りします!

今日のゴール

  • 簿記3級の全体像である「簿記一巡の手続き」を、自分の言葉で説明できるようになる
  • 試験本番で得点するための、最重要学習ポイント3つを理解する
  • 合格に向けた最後のモチベーションを受け取る!

簿記一巡の手続き(総復習)

まずは、私たちが学んできたことの全体像を、もう一度おさらいしましょう。簿記は、この流れをグルグルと繰り返すプロセスです。

簿記一巡の手続き(年間サイクル)

【STEP 1】 期中(日々)の処理

(1) 取引の発生(レシートや請求書)

(2) 仕訳 (第3回〜第12回、第31〜32回)
仕訳帳へ記入

(3) 転記 (第13回)
総勘定元帳(T勘定)へ集計

【STEP 2】 決算(期末)の処理

(4) 試算表の作成 (第14〜15回)
決算整理前残高試算表

(5) 決算整理仕訳 (第16回〜第23回)
→(しーくり、減価償却、経過勘定など)

(6) 完成版の試算表作成 (第24回, 第28回)
決算整理後残高試算表(または精算表

(7) 財務諸表(決算書)の作成 (第25〜26回)
損益計算書(P/L)貸借対照表(B/S)

(8) 帳簿の締切 (第27回)
→(収益・費用を「損益」勘定へ振り替え)

(翌期へ続く)

簿記3級の試験は、この「一連の流れ」をあなたがどれだけ理解しているかを、様々な角度から問うものです。

合格を掴む!3つの学習アドバイス

この講座を終えたあなたが、本番の試験で確実に合格点を取るために、3つの重要なアドバイスを送ります。

アドバイス①:とにかく「仕訳」を極める

簿記3級試験は、大げさではなく「仕訳に始まり、仕訳に終わる」と言えます。

  • 第1問(仕訳問題):仕訳がそのまま出題されます。
  • 第2問(勘定記入など):仕訳が分からないと、T勘定に転記できません。
  • 第3問(精算表・財務諸表):決算整理仕訳ができないと、P/LもB/Sも完成しません。

仕訳は簿記の「命」です。もし今、第8回(固定資産)や第21回(費用の見越し)の仕訳がパッと出てこないなら、そこがあなたの弱点です。

特に、第2部「仕訳マスター編」と、第4部「決算整理編」の記事は、試験直前まで何度も読み返し、どの仕訳が出ても手が止まらないように訓練してください。

アドバイス②:総合問題(過去問・精算表)で「流れ」を掴む

個別の仕訳をマスターしたら、次は「流れ」の練習です。
簿記3級で多くの受験生が苦しむのが、第3問(配点30点以上)の精算表やP/L・B/Sの作成問題です。

これは、(4)決算整理前残高試算表 → (5)決算整理仕訳 → (6)完成版の試算表 → (7)決算書 という、決算の一連の流れを「下書き用紙」の上で再現できるかを問う問題です。

第28回で学んだ「精算表」の作り方をベースに、必ず過去問題集や予想問題集の「総合問題」を解いてください。
最初は時間がかかって当然です。大切なのは「時間内に解く」練習です。「決算整理仕訳に20分、転記と集計に15分」といった、自分なりの時間配分を見つけることが合格の鍵となります。

アドバイス③:勘定科目の「ホームポジション」を絶対に間違えない

最後に、最も基本的で、最も重要なことです。
それは、第2回で学んだ「5つのグループ」と「ホームポジション」です。

「売掛金はどっち?」「前受収益はどっち?」「減価償却累計額はどっち?」

これが0.1秒で答えられないと、試算表は絶対にバランスしません。
「資産・費用」は借方(左)、「負債・純資産・収益」は貸方(右)。
この鉄のルールだけは、何があっても忘れないでください。

POINTまとめ

  • 簿記3級の試験範囲は「簿記一巡の手続き」そのものである。
  • 合格の鍵は3つ。
    1. 「仕訳」の瞬発力(特に決算整理仕訳)を鍛える。
    2. 「総合問題(精算表など)」を解き、時間配分を含めた「流れ」を体得する。
    3. 「5つのグループのホームポジション」(借方・貸方)を完璧にする。
  • この講座で学んだ知識は、合格に必要なすべてを網羅しています。

最後に:講師より

これで、「簿記3級合格へ導く!無料Web講座」の全33回の講義を終了します。
ここまでついてきてくださったあなたに、心からの拍手を送ります。本当によく頑張りました!

簿記は、単なる資格試験の知識ではありません。
それは、会社の健康状態を読み解く「言語」であり、社会人として非常に強力な「武器」です。

P/Lを見て「この会社は儲かってるな」、B/Sを見て「この会社は借金が多いな」と判断できる力は、あなたがどんな仕事に就いても、あるいは投資や起業をする際にも、必ず役に立ちます。

試験当日は、この講座で学んだこと、そして何より、今日まで努力を続けてきたご自身を信じてください。

あなたの努力は、必ず結果に結びつきます。
自信を持って、合格を掴み取ってください!

最後までお読みいただき、本当にありがとうございました!

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