【2026年7月改定】USCPA試験「REG」の変更点とスコアへの影響を徹底予測

米国公認会計士(USCPA)試験において、日本人が最も得意とし、得点源としてきた「REG(法規)」。しかし、2026年7月からの試験改定は、これまでの学習戦略を根底から揺るがす可能性があります。

今回の改定は、米国における大規模な税制改正案「OBBBA(One Big Beautiful Bill Act)」や、既存の減税法(TCJA)の期限切れに伴うルールの「戻し」が主な要因です。受験生の間では「計算が複雑になってスコアが下がるのでは?」という不安が広がっています。

本記事では、2026年7月改定における具体的な変更トピックを深掘りし、あなたのスコアにどのような影響が出るのか、最新の米国動向を踏まえて解説します。

この記事の重要ポイント


  • 個人所得税の基礎となるStandard Deduction(標準控除)の大幅な増額と恒久化

  • 日本人受験生の鬼門SALT(州・地方税)控除の1万ドルキャップの行方

  • 難易度は「計算ロジック」よりも「閾値(数字)のアップデート」に集約される

1. REG試験で変わる「具体的トピック」の深掘り

2026年7月改定では、特に個人所得税(Individual Taxation)のセクションにおいて、暗記すべき数字が大幅に塗り替えられます。

① Standard Deduction(標準控除)の増額

OBBBAの影響により、標準控除額が大幅に引き上げられる見込みです。これにより、多くの納税者が「Itemized Deduction(項目別控除)」を選択する必要がなくなりますが、試験では「どちらが有利か」を判定させる比較問題の重要性がより一層高まります。

② SALT(州・地方税)控除のキャップ制限

現行ルールでは最大10,000ドルまでしか認められていないSALT控除ですが、改正によって上限が引き上げられる、あるいは制限が緩和される可能性があります。ここが変更されると、TBS(シミュレーション問題)での税額計算の回答がガラリと変わるため、最優先のアップデート対象となります。

③ Charitable Contribution(慈善寄付)の控除ルール

AGI(調整後総所得)に対する控除限度額(60%ルールや30%ルールなど)が、改正案やTCJAの期限切れによって変動します。これまでは「現金寄付は60%」と暗記していれば解けた問題も、2026年7月以降は新しい閾値への対応が求められます。

2. スコアへの影響:難易度は本当に上がるのか?

結論から言えば、「計算の仕組み自体が難しくなるわけではない」というのが、プロの分析です。

【スコアに影響する3つのファクター】

① 記憶のコンフリクト:
現行ルールを完璧に覚えている人ほど、新しい数字への「上書き」に苦労し、ケアレスミスが増える傾向にあります。これがスコアダウンの最大の要因です。

② TBS問題の正答率:
税額計算は芋づる式に数字が連動します。冒頭の控除額を旧ルールで計算してしまうと、最終的な税額まで全滅するため、部分点を狙いにくくなるリスクがあります。

③ 情報のアップデート:
日本語の教材対応が遅れる場合、独学者のスコアが相対的に低下する可能性があります。情報の鮮度がスコアを左右する試験になります。

3. 【2026年版】REG攻略のサバイバル戦略

改定後の混乱期にスコアを安定させるためには、以下の学習アプローチを徹底してください。

学習のフェーズ 取り組むべきこと
暗記の再定義 「数字そのもの」ではなく、「なぜその控除があるのか」という背景(税務ポリシー)を理解する。
情報の取捨選択 2026年7月以降に受験する場合、2025年以前の古い問題演習は一切捨てる。
公式リリースの監視 AICPAが発表する「Blueprint(試験範囲)」の細かな注釈をチェックする。

まとめ:情報のアップデートこそが最強の武器

  • 2026年7月からのREGは「OBBBA反映」による数字の総入れ替えとなる。
  • 計算ロジックに大きな変更はないため、正しい情報に基づいた再学習ができればスコアは維持できる。
  • 不安な場合は、2026年6月までの旧試験制度下で合格を勝ち取るのが最も確実。

USCPA試験、特にREGは「改正を知っているか否か」で合否が決まる試験です。2026年の大きな波に飲まれないよう、最新の情報を常にキャッチアップし、戦略的に合格を掴み取りましょう!

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