副業や投資を行う方が増える中、株取引で出た損失を翌年以降の利益と相殺するために「損失繰越」の申告をするニーズが急増しています。しかし、マネーフォワード クラウド確定申告のスマホアプリを使っていると、「どこに入力欄があるのか分からない!」「分離課税の入力が複雑すぎる」と行き詰まってしまう方が後を絶ちません。
マネーフォワードのアプリは事業所得の入力には強いものの、株式の譲渡所得(申告書第三表)や損失申告(第四表)のインターフェースは深い階層に隠れており、見つけにくいのが現状です。
今回は、確定申告を控えた方向けに、アプリ内での正しい操作手順と、確実に申告を終わらせるための「Web版推奨」の理由について詳しく解説します。
この記事の重要ポイント
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損失繰越の入力場所は「申告書 > 損失申告」の深い階層にある - ■
複雑な「分離課税」や「損益通算」はPC・タブレットのWeb版で行うのが最も安全 - ■
申告には特定口座年間取引報告書と過去の申告書控えが必須
1. スマホアプリでの入力ナビゲーションガイド
まずは、アプリ内のどこにメニューがあるのかを確認しましょう。多くのユーザーがここで「迷子」になっています。
【損失繰越】への到達ステップ:
- アプリ下部の「申告」タブをタップ
- 「申告書を作成する」などのボタンから入力画面へ進む
- 画面をスクロールし、「損失申告(申告書第四表)」の項目を探す
- 「繰越損失を差し引く計算」をタップして過去の損失額を入力する
2. なぜ「Web版」での操作が推奨されるのか?
投資の確定申告(分離課税)は、事業所得の入力とは全く異なるロジックが必要です。スマホアプリ版は画面が小さく、入力漏れやミスを誘発しやすいため、複雑な計算が絡む場合はWeb版(ブラウザ版)へのアクセスを強くおすすめします。
| 比較項目 | スマホアプリ版 | Web版(ブラウザ) |
|---|---|---|
| 入力のしやすさ | △(階層が深く迷いやすい) | ◎(一覧性が高くミスを防げる) |
| 分離課税への対応 | 一部制限あり(分かりにくい) | フル対応(専用モジュールあり) |
| 先物・FXとの合算 | 非推奨(ミスを誘発しやすい) | 推奨(正確に損益通算が可能) |
「株式等の譲渡所得等」モジュールを使用できるWeb版であれば、特定口座年間取引報告書の内容をそのまま写すだけで、自動的に第三表や第四表へ反映してくれます。
3. 入力前に必ず用意すべき「必要書類」
「いざ入力を始めようとしたら数字が分からない」という事態を避けるため、手元に以下の書類を揃えておきましょう。
- 特定口座年間取引報告書: 証券会社のサイトからダウンロード、もしくは郵送されてくる書類です。2025年分の損益を確認します。
- 前年・前々年の確定申告書控え: 過去に損失が出ている場合、その損失がいくら残っているかを確認するために必要です(第四表の金額を参照します)。
まとめ:投資の申告は「Web版」を併用して確実に
- マネフォアプリ内では「損失申告」メニューを探し出す
- 複雑な株取引の申告は、無理せずWeb版(ブラウザ版)からログインして入力する
- 過去の損失額を正しく入力し、将来の節税枠をしっかり確保する
損失繰越は、最大3年間有効な大きな節税メリットです。「アプリで見つからないから」と諦めず、PCやスマホのブラウザからWeb版にログインして、賢く確実な申告を済ませましょう。

