freee会計のスマホアプリは直感的に操作できて便利ですが、10万円以上のパソコンやカメラを購入した際、「アプリから減価償却の設定ができない!」「固定資産台帳に反映されない!」と頭を抱えていませんか?
実は、freeeのスマホアプリは、日常の仕訳入力には非常に優れている反面、固定資産の管理や減価償却の複雑な設定に関しては、PC版ブラウザに比べて機能が制限されているという弱点があります。
確定申告をスマホで完結させたい方のために、アプリの限界を突破して正しく減価償却を行う「裏技」と、正しい登録手順を徹底解説します。
この記事で解決する悩み
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10万円以上の経費を登録したのに、減価償却費として計上されない理由 - ■
アプリでは表示されない「固定資産台帳」をスマホで操作する方法 - ■
30万円未満の資産を一括で経費にする(即時償却)ためのタグ設定
1. なぜアプリから「減価償却」ができないのか?
freeeアプリの「取引登録」から高額な資産(パソコンなど)を入力すると、デフォルトでは「消耗品費」などの勘定科目で全額がその年の経費として処理されようとします。
本来、10万円以上の資産は「固定資産台帳」に登録し、数年間にわたって費用化(減価償却)しなければなりませんが、アプリ版のインターフェースでは固定資産台帳への詳細な連携メニューが見つけにくい場所にある、もしくは一部機能が非対応になっています。
※そのまま放置すると、税務署から「一括経費にするのは間違い」と指摘されるリスクがあります。
2. 【最強の解決策】スマホのブラウザで「PC表示」を使う
アプリでできない操作は、スマホのブラウザ(ChromeやSafari)を使って「Web版freee」にログインすることで解決できます。これが2025年現在、最も確実な「スマホ完結」の減価償却方法です。
操作ステップ:
- スマホのChrome等で「freee ログイン」と検索してログイン。
- ブラウザの設定メニューから「PC版サイトを表示」を選択。
- 画面上部の「確定申告」メニューから「固定資産台帳」をタップ。
- ここで購入した資産の詳細(耐用年数や償却方法)を登録する。
3. 30万円未満なら「少額減価償却資産の特例」を活用
青色申告者であれば、30万円未満の資産を一括で経費にできる「少額減価償却資産の特例」が使えます。この登録も、固定資産台帳で行う必要があります。
| 資産の価格 | 会計上の扱い | freeeでの操作 |
|---|---|---|
| 10万円未満 | 消耗品費(一括経費) | アプリの取引登録で完結 |
| 10万〜30万円未満 | 固定資産(特例で一括可) | 固定資産台帳への登録必須 |
| 30万円以上 | 固定資産(法定耐用年数) | 固定資産台帳への登録必須 |
4. 税務リスクを避けるための「品目タグ」活用術
アプリ上で取引を登録する際、将来的に固定資産台帳へスムーズに連携できるよう、「品目タグ」をしっかり付けておくことが重要です。
例えば「パソコン」という品目タグを付けておけば、後でWeb版の固定資産台帳を開いた際に対象の取引を見つけやすくなります。正しく減価償却を行わないと、「今期の利益を圧縮しすぎて過少申告になる」だけでなく、「将来の除却損(捨てた時の経費)が計上できなくなる」というデメリットもあります。
まとめ:スマホアプリは「入口」、Web版は「出口」
- 10万円以上の購入はアプリの取引登録だけでは不十分
- 解決策は「スマホブラウザでPC版Webログイン」すること
- 「固定資産台帳」で耐用年数と償却方法を正しく設定する
- 減価償却を正しく行い、将来の経費枠を守る
確定申告をスムーズに終えるために、「できない」と諦めずブラウザ版を併用して賢く申告を済ませましょう。

