【独学vs予備校】簿記1級は独学で合格可能?費用と効率を徹底比較

「簿記2級までは独学で取れた。1級もこのまま独学で行けるかな?」
「予備校は10万円以上するし高い…独学で費用を抑えたい」
「独学と予備校、結局どっちが自分に合っているんだろう?」

日商簿記1級を目指す際、最初の壁となるのが「学習スタイルの選択」です。
3級・2級は独学合格者が多い試験ですが、1級は景色がガラリと変わります。

結論から言えば、「独学合格は不可能ではないが、極めて困難な“茨の道”」です。
この記事では、なぜ1級の独学が難しいのか、その理由とリアルな費用・効率の違いを徹底比較し、あなたが選ぶべきルートを提示します。

【一覧表】独学 vs 予備校(通学・通信)スペック比較

まずは、それぞれの特徴を数字と効率面で比較してみましょう。

項目 独学 Web通信講座 大手予備校(通学)
費用目安 約2万 〜 3万円
(市販テキスト・問題集)
約8万 〜 13万円 約15万 〜 20万円
学習効率 ▲ 低い
自分で理解し、計画を立てる必要がある
◎ 高い
倍速再生などで時短可能
◎ 高い
強制力があり継続しやすい
合格可能性 ▲ 不安定
挫折率が非常に高い
◯ 安定 ◯ 安定
質問・サポート × なし
全て自力で解決
あり
(メール・電話等)
あり
(対面・自習室利用可)

なぜ「独学」はこれほど厳しいのか? 4つの壁

「費用が安い」という最大のメリットを打ち消してしまうほど、独学には高い壁が存在します。

壁①:理解不能な論点の登場

2級までは「暗記」で乗り切れたかもしれませんが、1級の「会計学」や「意思決定会計」は、背景にある理論を理解しないと解けません。
市販のテキストは紙面の都合上、解説が簡素になりがちです。「なぜそうなるのか?」が分からず、1つの論点で数日悩み続けるといった時間の浪費が発生します。

壁②:法改正・最新傾向への対応遅れ

会計基準は毎年のように改正されます。予備校なら「ここは今年出るぞ!」「ここは改正されたから無視していい」と情報を精査してくれますが、独学ではその判断ができません。
結果として、出ない論点を勉強し、出る論点を逃すという非効率な学習になりがちです。

壁③:モチベーション維持の限界

簿記1級の学習期間は半年〜1年以上です。誰も管理してくれない環境で、難解なテキストと向き合い続けるのは孤独な戦いです。
「今日はやらなくていいか…」という誘惑に負け、フェードアウト(挫折)する確率が圧倒的に高いのが独学です。

それでも「独学」で挑戦する場合の戦略ルート

「それでも金銭的な事情で独学しかない!」という強い覚悟がある方へ。独学で合格するための必須条件と戦略をお伝えします。

1. 教材は「シリーズ統一」で網羅性を確保する

ケチらずに、評価の高い定番シリーズを「テキスト・問題集・過去問」全て揃えてください。

  • TAC出版「合格するための本」シリーズ:定番。網羅性が高い。
  • ネットスクール「とおる簿記」シリーズ:解説が丁寧で独学者向け。

※異なる出版社の教材を混ぜると、解説のアプローチが異なり混乱の元になります。

2. 学習スケジュールを「予備校並み」に管理する

予備校のWebサイトにある「カリキュラム」を参考に、いつまでにどこまで終わらせるか、詳細な計画表を自作してください。
「1日3時間 × 1年(約800〜1,000時間)」を確保する覚悟が必要です。

3. 分からない箇所は「ネット」と「SNS」で補う

YouTubeの解説動画や、簿記学習者のSNSコミュニティを活用し、疑問点を解消する努力が必要です。ただし、情報の正確性には注意が必要です。

結論:本気なら「予備校」が最強のコスパ

プロの視点から推奨するのは、間違いなく「予備校の利用」です。

「20万円は高い」と感じるかもしれません。しかし、考えてみてください。

もし独学で落ちて、1年余分にかかったら?
その1年分の「機会損失(得られたはずの資格手当や昇給)」は
予備校代を遥かに超えませんか?


「時間を金で買う」という投資思考が、
合格への最短ルートです。

まとめ:あなたの「リソース」に合わせて選ぼう

最終的な選択は、あなたが持っている「お金」と「時間」のバランスによります。

  • お金はないが、時間と根性はある独学で挑戦
  • 最短で確実に合格したい、時間を無駄にしたくない予備校(Web通信含む)一択

簿記1級は、取得すれば人生が変わるほどのインパクトを持つ資格です。目先の数万円の節約よりも、「確実に合格する」ことを最優先に戦略を立ててください。

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