【完全解説】USCPA(米国公認会計士)は日本で使える?日本の公認会計士との違いと「コスパ最強」説の真実

「USCPA(米国公認会計士)って、日本の公認会計士と何が違うの?」
「日本で働くなら、アメリカの資格なんて意味ないんじゃない?」
「働きながら取得できるって聞いたけど、本当?」

近年、社会人のスキルアップやキャリアチェンジの切り札として人気急上昇中のUSCPA(米国公認会計士)

結論から言えば、USCPAは日本国内でも「極めて市場価値が高い」資格であり、日本の公認会計士よりも「コスパ(費用対効果)」が良いという見方もできる、現代ビジネスパーソン最強の武器の一つです。

この記事では、USCPAが日本でどのように役立つのか、日本の公認会計士(JCPA)との決定的な違い、そして取得するメリットを徹底解説します。

USCPA(米国公認会計士)とは?

USCPA(U.S. Certified Public Accountant)は、アメリカ各州が認定する公認会計士資格です。アメリカの資格ですが、世界中で認知されており、「世界で通用する会計の共通言語」としての地位を確立しています。

日本でも受験が可能(東京・大阪)であり、すべて英語で行われる試験です。

【徹底比較】日本の公認会計士(JCPA)vs USCPA

「どっちを目指すべき?」と悩む人のために、両者の違いを一覧表にしました。ここが最大のポイントです。

項目 日本の公認会計士 (JCPA) 米国公認会計士 (USCPA)
主な活動場所 日本国内 世界中(日本含む)
独占業務
(監査のサイン)
日本の法律に基づく監査
(日本の監査法人のパートナーになれる)
米国基準の監査
(※日本企業の監査報告書にはサインできない)
試験言語 日本語 英語
難易度の質 深く、狭く
(難問を解く力)
広く、浅く
(基本を網羅する力)
勉強時間(目安) 3,000 〜 5,000時間
(受験専念が必要なレベル)
1,000 〜 1,500時間
(働きながら合格可能)
合格率 約10%(相対評価・競争) 科目別で約50%(絶対評価)
※75点取れば全員合格

最大の注意点:日本での「独占業務」はない

決定的な違いは、「USCPAは、日本の企業の監査報告書にサイン(署名)ができない」という点です。これは日本の法律(公認会計士法)で日本の公認会計士にしか許されていないからです。

「じゃあ、日本では使えないの?」と思うかもしれませんが、それは誤解です。
「監査報告書へのサイン」以外の業務(経理、財務、コンサル、FAS、外資系企業の監査サポート)では、日本の公認会計士とほぼ同等、あるいはそれ以上の評価を受ける場面が多々あります。

USCPAが「コスパ最強」と言われる3つの理由

なぜ今、多くの社会人がJCPAではなくUSCPAを目指すのでしょうか?

理由①:「英語 × 会計」の希少価値

日本の公認会計士は会計のプロですが、英語ができるとは限りません。
一方、USCPAは「英語で会計実務ができる」ことの証明になります。

グローバル化が進む現代、外資系企業や海外進出する日系大手企業において、「英語ができる会計人材」は喉から手が出るほど欲しい存在であり、年収も高くなる傾向にあります。

理由②:働きながら「1.5年〜2年」で取れる

日本の公認会計士試験は、合格するまで数年間無職で勉強する人も多い「ハイリスク」な試験です。
対してUSCPAは、「科目合格制(1科目ずつ受験可能)」であり、試験日も自分で選べます。

仕事を辞めることなく、週末や夜間の勉強で着実に合格を目指せるため、キャリアの空白期間を作らずにステップアップできる点が最大のリスクヘッジになります。

理由③:転職市場での評価がJCPAに肉薄している

監査法人(BIG4)やコンサルティングファームへの転職において、USCPAは非常に強力です。
特に人手不足の現在、「USCPA合格者」は「日本の公認会計士」とほぼ同等の待遇で採用されるケースが増えています。

勉強時間はJCPAの3分の1程度なのに、得られるキャリアや年収リターンは同等レベル。これが「コスパ最強」と言われる所以です。

USCPAを取得後の具体的なキャリアパス

USCPA合格後、どのようなフィールドが待っているのでしょうか。

  • 監査法人(BIG4):
    最も王道です。外資系企業の監査部門や、アドバイザリー部門で活躍できます。
  • 外資系企業の経理・財務(FP&A):
    本国(アメリカ等)へのレポート作成など、英語とUSGAAP(米国会計基準)の知識をフル活用できます。高年収が狙えます。
  • 日系グローバル企業:
    海外子会社管理や、IFRS(国際会計基準)導入支援などで重宝されます。
  • コンサルティングファーム:
    M&Aや業務改善コンサルタントとして、会計知識を武器にします。

難易度について:英語が苦手でも大丈夫?

「英語の試験なんて無理…」と諦めるのは早いです。
USCPAで求められる英語力は、流暢な会話力ではなく「読み書き(リーディング)」が中心です。

会計用語(テクニカルターム)さえ覚えてしまえば、文法自体は難しくありません。「TOEIC 600点〜700点レベル」の英語力があれば、予備校の教材を使って十分に合格可能と言われています。

むしろ、勉強を通じて「ビジネス英語力」が勝手に身につくことも、この資格の大きなメリットです。

まとめ:USCPAは「現代のビジネスパスポート」

USCPAは、日本の公認会計士のような「独占業務の免許」という意味合いよりも、「高いビジネススキル(会計×英語)の証明書」としての側面が強い資格です。

日本の監査法人でパートナーを目指すなら

日本の公認会計士 (JCPA)


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米国公認会計士 (USCPA)

働きながら、世界で通用する専門性を手に入れたい。そう考えるビジネスパーソンにとって、USCPAは間違いなく「最高の自己投資」となるでしょう。

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